3月20日公開の実写映画『白雪姫』に向けて、登場人物やあらすじを短く解説していこうと思います。
『白雪姫』ってそういえば見たことなかったけど、一体どんなお話なの?
それでは、順番に簡潔にまとめていきます!
『白雪姫』ってどんな作品?グリム童話との違いは?

『白雪姫』は、『グリム童話』の物語の内の一つで、主にみなさんの知る物語は、「ディズニー」の長編アニメーションで描かれている物語です。
今回はこのディズニープリンセスなどで知られる『白雪姫』の物語について、まとめていこうと思います!
登場人物は?
本作の主な登場人物をまとめていきます。
- 白雪姫:美しさと純白の心を持つ王女。生まれてすぐに実母を亡くす。
- 継母(お妃):白雪姫の義母にあたる人。白雪姫にひどく嫉妬している。
- 魔法の鏡:聞けばなんでも答えてくれる不思議な鏡。継母が使用している。
- 7人の小人たち:森の小屋に住む小人たち。白雪姫を助けてくれる。
- 王子様:白雪姫に恋する王子様。最後に重要な役割を果たすことに。
7人の小人たちの名前は、「ドック」「グランピー」「ハッピー」「スリーピー」「バッシュフル」「スニージー」「ドーピー」となっています。
原作のグリム童話との違いは?

原作である『グリム童話集』は、19世紀ドイツでグリム兄弟によって書かれたもので、『白雪姫』の他に『赤ずきん』や『ヘンゼルとグレーテル』といった、誰もが一度は聞いたことのある物語が描かれています。
この原作版とは違い、絵本やアニメーションになっているお話は、小さい子どもたちが見やすいように作り直されたものであり、大筋は一緒ですが、違う点がいくつかあるようです。
1つが「白雪姫の殺害方法」で、グリム童話では、王妃は白雪姫を殺すために3回試み(締め紐で締め上げる、毒の櫛を使う、毒リンゴを食べさせる)、最終的に毒リンゴが成功するといった流れになっており、非常に残酷なものになっています。
あとは、継母の最後が、白雪姫の結婚式に招かれ、焼けた鉄の靴を履かされて踊らされて、最後を迎えているなど、ディズニー版では、優しい作りになっていることがわかります。
『白雪姫』のあらすじを短く解説!あの有名な「毒りんご」とは?!

ここからは『白雪姫』のあらすじを短くまとめていこうと思います。
映画『白雪姫』の公開に向けて、予習できるようになっています!
白雪姫の美貌に嫉妬する継母

白雪姫は、誕生と同時にその純白な肌と透き通るような美しさで周囲を魅了しました。
しかし、その美しさは、彼女の継母となるお妃にとっては許しがたい脅威でもありました。
世界一の美しさにこだわりのある継母は、魔法の鏡に「鏡よ、鏡、この世で最も美しいのは誰?」と問い続け、自分の美しさを確認していたのですが、ある時から鏡が「それは、白雪姫です。」と答え始め、深い嫉妬と憤りに駆られます。
結果、女王は白雪姫の命を狙う陰謀を巡らせ、猟師に暗殺を命じます。
白雪姫は、猟師の善意により逃れる決断を迫られ、深い森へと姿を消します。
この段階では、純粋な美しさが同時に人間の闇や嫉妬を呼び起こすという、普遍的なテーマが鮮明に描かれており、人間心理の複雑さを如実に表しています。
森の小屋に住む7人の小人?!

命の危機を逃れた白雪姫がたどり着いたのは、自然豊かな森の中にある小屋でした。
そこで彼女は、孤独や苦労を共にしてきた7人の小人たちと運命的な出会いを果たします。
小人たちは、それぞれが温かい心と勤勉さを持ち、狭い住まいながらも家族のように助け合って生活していました。
白雪姫は彼らの家で、新しい生活の基盤を築き始め、家事や料理を通じて小人たちとの絆を深めていきます。
彼女の持つ明るさと純粋な心は、どんなに暗い森の中でも希望の光となり、周囲に温もりと安心感をもたらしました。
この部分は、困難な状況下でも人との出会いや信頼が新たな道を切り拓く力になることを、静かにそして力強く伝えています。
迫り来る危機と「毒りんご」

しかし、平穏な日々は永遠に続くものではありませんでした。
継母は、魔法の鏡で白雪姫が生きていることを知り、その嫉妬は消えることなく、彼女はあらたな手段を講じて白雪姫を完全に消し去ろうと決意します。
物売りのお婆さんに変装した継母は、白雪姫のもとへと現れ、りんごと騙して「毒りんご」を差し出します。
無垢な心でそのりんごを受け取った白雪姫は、一口の果実を口にすると、瞬く間に深い眠りの中へと沈んでしまいます。
小人たちは必死に彼女を救おうと奔走しますが、呪いの力に逆らうことはできず、白雪姫の静かな眠りは、まるで命の灯が消えたかのような切なさを感じさせます。
このシーンは、悪意と嫉妬がどれほど無実の命を奪いかねないかという現実を、寓話的な表現で強烈に印象づけるものとなっています。
白雪姫を救ったのは王子のキス?!

この継母の悪行に対し、まるで天罰かのように、逃げていく継母に雷が落ち、谷底に落ちていきます。
そうして、長い間眠り続けた白雪姫のもとに、運命を感じた一人の王子が現れます。
7人の小人たちが白雪姫に花を手向ける中、王子は彼女の美しさに心を奪われ、「キス」をしたところ、そのキスは、まるで魔法のように呪いを解き、白雪姫は再び目を覚ますことになります。
目覚めた白雪姫は、過去の悲劇を乗り越え、新たな人生へと歩み出すために、小人たちに別れを告げ、王子様とお城へ帰ることになりました。
このクライマックスは、真実の愛があらゆる困難を克服し、正義と希望が最終的に勝利するという普遍的なメッセージを、鮮烈かつ感動的に伝えています。
物語から読み解くメッセージとは?

『白雪姫』の物語はいかがでしたでしょうか?
美しさや愛、友情、そして正義が織りなすドラマティックな展開を通して、「日常の当たり前を大切にし、感謝する。」といったことを教えてくれているのではないでしょうか?
実写映画では、どのように展開していくのでしょうか?注目ですね!
まとめ
この記事を通じて、皆さんにも「白雪姫」の物語に込められた深い意味と、そこから学べる大切な教訓を感じ取っていただければ幸いです。
また、実写映画『白雪姫』は、3月20日(木)に公開となりますので、こちらも要チェックです!
吹き替えキャストが、『御上先生』などで知られている「吉柳咲良」さんなのも魅力的ですね!
