米アカデミー賞、日本作品に期待!『ボトルジョージ』『あめだま』…注目は短編アニメーション?

年に一度の映画界最大級となるイベント「第97回米アカデミー賞」がLAの山火事の影響で延期をやむなくされ、1月23日(木)にノミネーションが発表されることとなりました。

近年では、『ゴジラ-1.0』『ドライブ・マイ・カー』などの日本作品が各部門で受賞したことで日本でも話題になりました。

そんな第97回米アカデミー賞、今年はどのようなラインナップになっているのでしょうか?
また、日本作品も注目されているようなので、そちらもまとめていきたいと思います。

目次

短編アニメーション部門は最も注目されている!

今回の米アカデミー賞で日本作品が最多ノミネートされている部門がこの「短編アニメーション」です。

  • ボトルジョージ(Bottle George)』
  • あめだま(Magic Candies)』
  • Origami/折紙

『ボトルジョージ(Bottle George)』

https://chimneytown.net/collections/bottle-george-theater

まず『ボトルジョージ(Bottle George)』ですが、こちらは堤大介監督によるコマ撮りアニメーション作品となっており、過去に一度『ダム・キーパー』で同アカデミー賞の短編アニメ賞をノミネートしているなど、今回の作品にも期待が高まっているようです。

また、こちらの作品は製作総指揮として『えんとつ町のプペル』で知られている西野亮廣さんを迎えており、西野さんのオンラインサロンのメンバーは作品の制作段階から今までの過程を追いかけて来ているため、こちらでも応援する方々が多いようです。

『あめだま(Magic Candies)』

https://www.bronze.co.jp/books/post-169/

次に『あめだま(Magic Candies)』ですが、こちらは「ドラゴンボールZ」「金田一少年の事件簿」「ふたりはプリキュア」などを手がけたことで知られる西田大介監督によるフルCG短編アニメーション作品となっています。

原作は韓国の著名な絵本作家ペク・ヒナ氏の『あめだま』で、韓国のアニメファンからは「ペク・ヒナ氏の作品をアニメーションにしてくれてありがとう!」など韓国のファンの注目も集めているようです。

『Origami/折紙』

https://x.com/kei_kanamori

『Origami/折紙』は、アカデミー賞を主催する団体による学生アカデミー賞で銀賞を受賞した金森慧監督の作品となっており、新人監督としても話題になっているようです。

その若さを感じさせない技術の高さと発想力、そしてタイトルの通り「折り紙」が用いられた演出に日本の伝統やしきたりが感じられ、海外からも人気の作品のようです。

国際長編映画部門には日本作品が…?日本俳優出演作品も!

こちらの国際長編映画部門では、残念ながら日本作品のノミネートはありませんでした。

しかし、その中にあるアイスランドからの作品『Touch』に日本の俳優が数多く出演しているようで、一部ファンの間ではこちらも注目を集めているようです。

https://www.focusfeatures.com/touch

メインキャストの中には、木村拓哉と工藤静香の娘であるKōki,さんが出演しており、彼女の父を本木雅弘さんが演じるほか、中村雅俊柴田理恵さんらが出演し、日本でロケが行われたなど、かなり日本とも接点のある作品なのでこちらも要チェックですね!

ドキュメンタリー長編・短編映画部門は各1作品!日本初の賞ノミネート?!

ドキュメンタリー映画部門にも長編短編ともに1作品ずつ日本作品が見受けられます。

『Black Box Diaries』

https://starsands.com/works/black-box-diaries/

米アカデミー賞全体を通して、日本作品の中で受賞の最有力候補とされているのがこの『Black Box Diaries』という作品。

ドキュメンタリー長編部門にノミネートされている伊藤詩織監督が手がけた作品で、以前行われた英国アカデミー賞でノミネート入りを果たしていることから、今回の米アカデミー賞でも期待の声が集まっています。

この部門でノミネート入りをすると日本初の快挙となるため、その後の活躍も含め知らないと損する作品になっています。

Instruments of A Beating Heart』

https://shogakko-film.com/

ドキュメンタリー短編部門も負けず劣らずの作品がノミネートしています。

それがこの山崎エマ監督の『Instruments of A Beating Heart』で、現在日本でも公開中の同監督の作品『小学校~それは小さな社会~』から生まれた23分の短編版となるものです。

日本では今や当たり前になっている公立小学校での日常が、海外では大きな反響を呼んでいるようで、日本人が見てもその当たり前の中に新たな気づきが得られるようなそのような作品になっているようです。

まとめ

毎年注目が集まる米アカデミー賞ですが、日本では受賞作品以外を知らないという声が多数見受けられるように思います。

なので是非この記事で知ったことをきっかけに、これらの作品に触れていただきたいです。

1月23日(木)の発表が待ち遠しいとともに、山火事に被災された地域の方々が一刻も早く日常に戻れる日を願います。

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